福山・府中 自宅葬・花葬儀のことなら花むら

福山花むらの花葬儀は、大好きな自宅で、大好きな人たちと花に囲まれながら、最期のときを一緒に過ごす特別なお別れの場を提供しています

住み慣れたご自宅で、故人とご家族の最期の時間を、花に囲まれて過ごしていただきたい。
心から別れを惜しむ、大切な場を「花葬」という形にしてご提供いたします。
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お通夜から葬儀まで〜花葬儀のプロとして娘としての最期の時〜

こんにちは。

大切な人との最期の時間を大切に。自宅葬・花葬儀をプロデュースする福岡史花です。 

父が緊急入院した日から1ヶ月経ちました。
入院した日は意識不明の状態でビックリしましたが、私が駆けつけたときには意識が戻っていたので、安心したのを思い出します。
 
あの時点ではしばらく入院すれば何とかまた暮らせる気がしていましたが、その5日後亡くなるとは……
f:id:fukuyama-hanasou:20160614153824j:image 今回は具体的にお通夜から家族葬をどのように行ったかを書いていきます。
これまでの様子はこちらから
家族葬も葬儀社さんに連絡する方法もありますし、我が家のように葬儀社さんに相談せずに家族の考えで出来ます。
 
決めなければならない事は、いっさいありませんでした。
会葬礼状も御香典をお断りしてましたので、用意しませんでした。
祭壇のランクもありません。
 
お通夜という形ではなく、枕経として来て下さったので、親族も10人くらいでお経を唱えました。
お通夜の振る舞いも近くのお弁当屋さんに頼んでみんなで思い出話をしながら食べました。

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父が亡くなったことを普通は組内の方にお願いして連絡してもらいますが、今回は家族葬とうことでどうしてもお伝えしなければならない方にのみ私が連絡しました。
 
いつも父の様子を気にかけてくださって登録してあった数名の方と、両親がお仲人をした方々だけに電話連絡をしました。
 
お電話すると、
「つい1週間前に話をしたばかりでしたのに」
と言われて驚かれた方が2人もいらっしゃいました。
そして、
「もう先生とは65年来のお付き合いなんですよ。先生を兄のように慕ってました。」
「先生の初めての教え子なんですよ。先生には人に言えないことが何でも話せました。」
と私知らない父の話を色々聴かせてもらえることが出来ました。
 
父母が現役を離れて30年もたっているのに皆さんに慕われて、なんて幸せなんだろうと思いました。
 
家族葬なので、最期に会ってもらえるのは斎場で火葬前の時間です。
皆様にはその時間をお伝えしました。
 
その晩は妹夫婦と近くに住む叔母と私達家族3人で、若かりし頃の両親の楽しそうな写真を見ながら、小さい頃の事や父と母のエピソードなど思いながらお線香の火を見守りました。
 
葬儀は20日の1時からでしたので火葬時間は3時に予約しました。
1時からの葬儀はお願いしていたお寺さんにお務めをしていただいて、初七日までしていただきました。
 
喪主としての挨拶も親族に向けて、今までの感謝と私の父への思いを話すと、涙が込み上げてきて言葉にはなりませんでした。
やっぱり父にとっては親不孝の娘でした
 
出棺の時は一階に用意した棺まで父を運んで家族で花でいっぱいにして納棺しました。
父に触れる事が出来る最期です、冷たくなった父の顔を撫で、「ありがとう」とやはり感謝の言葉しか出ませんでした。
 
斎場に着くと、お知らせしていた教え子の方々や父が仲人した方々が遠方より最後のお別れに来てくださっていました。
有難い事です。
 
人生最後の幕の下ろし方は様々な形があると思います。父のように家族で見送って欲しいと希望される方も多いと思います。
 
自分がどのように送って欲しいかエンディングノートに記しておく事で自分スタイルのお別れの会(葬儀)が出来ます。
 
今回父の葬儀を通して、私自身の体験をお伝えする事でなお一層「家族葬のお手伝いをさせて頂きたい!」という思いが強くなりました。
 
最後に、今回家族葬をするにあたり、私の思う葬儀をかげで支えてくれた主人に感謝です。
 
                                                                      合掌
                                         
 
この24時間が私達家族に与えられた最後の時間です。